




猫はただかわいいだけじゃニャい!
猫と人が共生できる世界のために
正しい猫知識=ニャレッジを学んで幸せのニャンデミックを起こそう!


猫は、目の網膜の裏に「タペータム」という輝膜を持つ。これがわずかな光を反射・増幅させることで、暗い中での行動を可能にしている。
人間よりも視力は弱いが、視野と動体視力は人間をはるかに上回る高性能な目を持っているのだ。

猫の脚力はなんと時速48㎞。人間の脚力では到底かなわない。体の構造すべてが速さに直結している。万が一猫から逃げなくてはならなくなった時のために覚えておこう。

柔軟性が高く、内臓を移動できる。これにより体の幅を自在に変え、狭い場所も容易に通れる。猫ってすごい!

猫は夜行性ではなく、薄明・薄暮性。早朝や夕暮れなど、太陽が少しだけ出ていて薄明るい時間帯に、最も活発になる生き物だ。猫が真夜中に元気に走り回っていたら、それは日中に遊び足りなかったからかもしれない。日中にしっかりと遊んであげることが大切だ。

猫が水を嫌うのは、毛の性質がほかの生物と違い、べったりと水を含んで体にまとわりついてしまうから。イエネコの祖先リビアヤマネコは砂漠に棲んでいて、雨などで濡れると夜の寒さで生命の危機があったのだ。なるべく水がかからないようにしてあげよう。

「撫でる・抱っこ・遊ぶ」などのスキンシップは猫との大事なコミュニケーション。ポイントを押さえ、タイミングを見極めながら仲を深めよう。
ポイントは、猫はかまってほしい時には自ら飼い主に近づいてくるということ。寝ている時やひとりの時間を過ごしている時に無理やりかまうのはご法度だ。いつまでもしつこくかまうのではなく、止めてほしいタイミングを見極めよう。

もっと詳しく知りたい方は:『はじめての猫とのしあわせな暮らし方』
猫を触るときは、触れていい部位といけない部位がある。触れていい部位も限度を守って触る必要がある。触る際には、声の大きさなどほかのストレスにも気を配ろう。
※ただしどの部位が触っていいかは、猫にもよるので注意!

もっと詳しく知りたい方は:1話Cパート
猫の遊びは、すべて狩猟の疑似体験。猫じゃらしを適当に振るだけでは猫のハンター魂はくすぐられない。鳥のようにはばたかせてみたり、ネズミのように緩急をつけて素早く蛇行させてみたり、虫のようにカサカサ音が鳴るものを使ってみたり……人間側も最大限、捕食動物になりきることが遊びのコツだ。
猫は待ち伏せて一気に獲物を追い込む短期決戦型のため、じゃらし遊びは一日15分~30分の短時間集中で思いっきり遊ぼう。

もっと詳しく知りたい方は:『はじめての猫とのしあわせな暮らし方』
おもちゃは、猫がひとりで楽しめるアイテムや飼い主と一緒に遊ぶアイテムなどさまざまだ。
猫がひとりで遊べるものは、ネズミの人形など獲物を模したもの、電動おもちゃやボールなどよく動いて猫を退屈させないもの、またたびおもちゃなど好きな匂いの含まれたもの、トンネルやキャットタワーなど猫自身が動いて遊べるもの、と多岐にわたる。
飼い主と遊ぶものも猫じゃらしやゼンマイ式おもちゃ、生地にまたたびを使用した手袋型おもちゃなど色々なものがある。TVに反応する猫には、猫が観るDVDもオススメだ。
好みに合わせて使い分けて遊びの幅を広げよう。


もっと詳しく知りたい方は:『はじめての猫とのしあわせな暮らし方』
初めて猫を迎える人は、まず何をそろえたらいいか迷うもの。もちろんすべてそろっているとベストだが、事前に「最低限そろえておきたいもの」、「ゆっくりでも間に合うもの」、「あると便利なもの」、「非常時にあると安心なもの」と優先順位を付けてカテゴライズしておくと「あれもこれも」と慌てずに済む。


もっと詳しく知りたい方は:『はじめての猫とのしあわせな暮らし方』
猫のおやつは、たまのご褒美やコミュニケーションツールとして、また一時的な食欲不振の際のトッピングとしてカロリーオーバーにならない範囲で与えよう。ただし、人の食べ物は害になってしまうため、好んで食べそうだったりおねだりをされたりしてもあげてはならない。
特に、ネギ類・牛乳・チョコレート・海苔・生の豚肉は中毒を起こしたり、命を落とす危険があるため、注意して絶対に猫が口にしないようにすること!


もっと詳しく知りたい方は:『はじめての猫とのしあわせな暮らし方』
猫が爪を研ぐ場所は飾ってある絵画からカーテンまで、人間の都合を選ばない。しかしこれは猫の本能なので、怒ってもどうしようもない。爪跡がついてほしくないものは、猫を家にお迎えする前に猫の手が届かないところへ移動させよう。

もっと詳しく知りたい方は:2話Cパート
元々単独行動を好む猫は多少の期間の留守番なら問題ない、といわれることもあるが、中にはさみしがり屋の猫もいる。長い時間留守にすることはなるべく避けたほうがいい。留守番をしてもらったあとには、帰ったらきちんと遊んであげるなど、丁寧に信頼関係を維持することも重要だ。

もっと詳しく知りたい方は:3話Cパート
猫の病気は早期発見・早期治療が鉄則。そのために日頃から愛猫のちょっとした変化や病気のサインを見落とさないことが大切。
見るからに具合の悪そうな状態は、人間でいうとかなり病気が進行している重篤な状態。手遅れになる前に少しでも早く手を打つためにも、日頃から猫の健康状態を把握しておこう。こまめに愛猫を観察し、普段と様子が違う場合には獣医師に相談しよう。
体重・食事量・飲水量・排泄量の変化も、大きな手がかりになる。定期的な体重測定をはじめ、毎日の給餌量を量る習慣を付けよう。日々のスキンシップで体を触って、張りやしこりがないか、触られて嫌がる箇所がないかなど、さりげなく調べることも大切だ。

もっと詳しく知りたい方は:『はじめての猫とのしあわせな暮らし方』、『獣医さん、聞きづらい「猫」のことぜんぶ教えてください!』
鰹節やみそ汁をかけたごはんのことを猫まんまという。これは、キャットフードがない時代に、このようなかたちで残飯を猫の餌にしていたことから付いた名前だ。ただし、猫は肉食で人間よりも炭水化物の消化能力が低く、また人間の料理では味付けの塩分が濃くなりすぎるため、猫まんまを猫に与えるのはよろしくない。適切な餌を与えよう。

食肉目ネコ科ネコ属。祖先は13万1千年前、中東の砂漠等に棲息していたリビアヤマネコ。人との共存はネズミを捕らえるために飼われたのが始まりと言われている。つまり猫の狩猟能力を期待されて飼われたのが始まりのようだ。

Cパートのミニコーナーに注目!
猫カフェ「メゴコロ・ネコメ」を訪れるキャラクターたちと一緒に、猫と暮らすために必要な基礎知識を楽しく学べるミニコーナー。内容は猫専門誌「猫びより」が監修!

